焼肉で気付いたそれぞれの家族のカタチ
はいこんばんは鶏皮です!
今日は先日やりたいことリスト【日常編】の
「ザ☆親孝行というものをしてみる」をやってきたのでそのときのことをつらつら書こうと思います!
先日私の両親と夫との4人で軽いドライブに出かけました。
やっと引っ越しも落ち着いてきたタイミングだったので
ここらでまたお互いの親に何かしてあげたいねという話をしていたんですよね。
で、せっかく「やりたいことリスト」にも入れたし!という思いもあって
今回は私の両親を誘っての企画になりました。
鶏皮家族について
実を言うと私は結婚してからの方が両親と一緒に出かける機会が増えました。
というのも物心ついた頃から家族全員で出かけた記憶って実はあんまりないんですよね。
私たち家族は3人家族+猫一匹でした。鶏皮は一人っ子です。
家族皆で出かける機会が少なかったっていうのも、おそらくずっと猫を飼っていたので
長期で家を空ける場合誰か1人が必ず家に残らなきゃいけなかったという事情が関係してるかもしれないです。
また私には同世代の兄弟がいるわけではなかったので早い時期から家族より友達と遊ぶ機会の方が多かったのもあるかもしれないです。
まぁそんな感じで色々と理由はありますが一番は元々「週末は家族皆でお出かけ!」というテンション(?)の家族ではなかったというのが大きいかなぁと思います。
各々が各々の思うよう好きに過ごしていた印象があります。門限とかも何もなかったし。
よく言えば自由な家族だし、悪く言えば協調性は…なかった!(笑)
私は結婚を機に少しずつ自分の家族と周りの家族の違いが色々見えるようになってきて、
職場の家庭持ちの人が休日によく家族皆でレジャーに出掛けていたりする姿に軽いカルチャーショックを受けたぐらいでした(笑)
えらいみんな家族でショッピングモール行ったりするやん…(経験無)
なんていうかテレビの中の世界というか自分の家にはあんまりない文化だったので。
あ、別にうちの家族仲が悪かったとかいう訳ではないですよ(笑)
"3人チームの家族"というよりは"独立した個が3つ一緒にいる家族"という表現が一番近いかもしれないです。
なので今回も結婚してから何度か両親と一緒に出かけたことはありましたが
まだまだ新鮮なようななんだかこそばゆいようなそんな感覚がありました。
もうね「懐かしい」というよりはなかなかない経験なので「新鮮」の方が遥かに大きいんですよね。
まったりドライブに行ってきました
ドライブは埼玉県・飯能周辺を軽く巡るツアーをしました。
「自然が見たい!」という母のリクエストのもと自然を目指して名栗方面へ。
途中「竹寺」というお寺に寄ったんですが、父にとってはいつか行ってみたかった場所だったそうで(なんでこんなマイナーなところに笑)とても喜んでくれて良かったです。
青々とした竹が茂っていて空気も涼しくて気持ちよかったです。
米粉で作られているというお団子も頂きました。美味しかった^^
夜は夫オススメの焼肉を食べに行きました。
ここのお肉が本っ当〜に美味しくて頬がとろけそうでした!
行っても安○亭くらいしか行かないドケチ鶏皮家族だったので(笑)
特に両親はその美味しさにメチャメチャ感動してくれていました。
しっかりお肉を食べても全然胃もたれしないというか胃がノーダメージで
「これが高い肉…!」となる鶏皮家3人。
ちなみにこちらのお店です。メチャクチャ美味しくてオススメ!
家族の想いと娘の想い
焼肉で酒も進み、場も随分くだけてきたので私は母に
「私は一人娘なのにお母さんは私に子供産んでほしいって一回も言ったことないよね」とえらいデリケートなことを突然ぶっこんでみました(笑)
なんだろ酔ってたんかな?酔ってたんだな。
そしたら母は「あなた(私)が楽しく幸せに生きててくれたらあとはもうなんでもいいのよ」とあっけらかんと笑って返されました。
そしてこう続けました。
「娘だけじゃなくて○○君(私の夫)もそう。とにかくやりたいことやって楽しく生きて欲しいの。だから私は誰にもなにかを強制したくないし強制されたくない。本当にやりたいことをやって人生楽しんでね!!!」と力強く言いました。
今までに一度だって両親から「子供はまだか」とか「孫が見たい」とかそういった類の話をされたことはありませんでした。
両親とも各々マイペースに生きている家族だったので家の中の空気として基本的に干渉してこない土台があったように思います。
なかなか子供が授からないことは母には話していて母は知っていましたが、
むしろ「できないならそれでもいいじゃん!猫飼ったら?預かりたい〜!」って言うくらい気にせず接してくれました(笑)
いつだって私や夫がやりたいことをやって楽しく生きることを願ってくれているんだなぁと実感しました。
そんな母自身の「やりたいことをやる」マインドももちろん昔から強い方でした。
私が幼少の頃、母は劇団に所属して舞台をやっていました。
それも随分前に辞めてしまったのですが、ここ数年前から母はまた近くの市民劇団に入って趣味で演劇をしています。
先日何十年ぶりかの母の初公演があり、私たち夫婦と父もその舞台を観に行きました。
お世辞にも上手とは言えない市民劇団だったけれど母含め劇団員の方達は皆すごく楽しそうでした。
以前は幼少の頃だったので全く記憶になかった「演技をしている母の姿」。
今回改めてその姿を見ることができたのは娘の私にとって凄くいい刺激というかやる気を貰える体験でした。
そもそも母が今の劇団に入ったきっかけも、友人とたまたま観にきた舞台が面白かったので
終演後自ら控室のノックを叩き「私をこの劇団に入れてください」と伝えて入ったのだ聞きました。還暦過ぎてこのアグレッシブさ。
元々も学生時代ワンゲル部に所属していて全国の山々や連峰をキャンプ泊しながら縦走していたり、リヤカー引いて峠越えしたり、独身時代は鈍行列車で九州→北海道一人旅していたり、油絵をやっていたり。
今でも毎日欠かさず10km以上サイクリングしていたり、やりたいことをやりまくっている母。
そんな人の言う「やりたいことをやって人生楽しんで!!」の言葉は本当に響きました。
そんなこと言われたら改めてこのブログに載せているやりたいことをガンガン実行していくしかないじゃないの…!と気概が湧きました。
私も負けじとやりたいことやるゾ!!!!
母の舞台を観たことがきっかけなのか最近では父も「昔に段を取った詩吟をもう一回始めてみようか」と自分のやりたいことを始めようとしていました。
趣味のない仕事人間で心配していましたが、なんだか良い変化が起こってるみたいでよかったです。
やっぱり人の「やりたいことをやって楽しんでいる空気」って伝染するんだなって改めて思いました。意欲の化学反応っていうのかなぁ。
歳を取ってきた両親がこうやって各々好きにやりたいことを楽しんでいる姿は
娘としては本当に安心するし、いい影響もたくさん受けます。
母の演技姿から伝わる「やりたいことをやる」大切さはしっかり娘の私にも伝わりました。
前述したように私たち家族は、
頻繁に家族で出かけて思い出作りをするような家族ではなかったです。
各々がやりたいことを勝手きままにやってきました。
お互い干渉は殆どしない。
でも家族としての繋がりはちゃんとある。
そんな家族でした。
この近からずも遠からずの適度な距離が私にとっては本当に心地良かったんだなと
「人それぞれの家族のカタチ」を改めて考えるきっかけになりました。
周りの家族とも違う。もちろん夫が育ってきた家族とも違う。皆それぞれのカタチがある。
こんな機会でもないと自分の家族がどんなカタチだったかなんて考えることもなかったですもんね。
つくづく私はこの家族の元に産まれて良かったなと思いました。
昔は自分が"一人っ子"なことに随分悩んだり、
他の友達の親より少し年齢が高かった親が嫌と思う時期もあったりしたけど
この人が母親で良かった。この人の子供で良かったなって思いました。
ずっと憧れの人
私はずっと母のような人間になりたかったです。
今なおその背中を追っているように思います。
よく『親を目標にしないほうがいい』なんて言葉も聞くけれど、30を超えた今になってもやっぱり母は憧れであり目標です。
くよくよ悩む私にはない全てを笑い飛ばせるような力を持っています。
きっと今まで大変なことも辛いことも色々あったとは思うけれど
(娘の私がそこそこに問題を起こす時期もあったので…)
それでもいくつになってもやりたいことをやるために行動することを惜しまない。
こういう女性になりたかったし、今でもこういうオバサンになりたいと思います。
もちろん自分にしかない良い面もあるし、たとえ母でも「これはちょっと」と思う面もそりゃ〜色々あるので(笑)
母の良い面はこれからもどんどん吸収して取り入れたいなと思う所存です。
企画できて良かったです。
やりたいことリストに「親孝行をする」を入れておいて良かったです。
親孝行って何を持って親孝行かも分からないし、やるタイミングなんかも分からないし何より照れ臭くてなかなか行動に移せずにいました。
でも自分の中で「やろう!」って決めて実際に形にできてこうやって両親の喜ぶ姿を見られたのは本当に良かったです。
私自身も今まで知らなかった親の想いや考えに触れることができてとても良かったです。
少しは親孝行になれてたらいいな。
そしてなにより義理の家族と1日過ごす気苦労もたくさんあったろうに皆が心地よく過ごせるように色々と動いてくれた夫には本当に感謝しかないです。
いつもありがとう〜〜夫よ〜〜〜
夫は非常にマメな人なので、
常に私の両親のことを気にかけてくれて焼肉のときもずっと焼き係をしてくれていました。
母は何度も「こんな優しくて素敵な旦那さんなかなかいないから本当に大事にしな!!」
と夫をベタ褒めしてました。
夫は「本当そうですよ!!」って自画自賛してた(笑)
もちろん大事にします!でも告白して捕まえたのは私の方だからな!!!(強気)
もちろんこれで親孝行最後という訳ではないし
(やりたいことやりまくるぐらい両親は今も健在でピンピンなので)
また定期的にこういった場は設けたいなと思いました。
次回は夫のお義父さんになにか親孝行できるような企画を計画しようと思います。
お義父さんも自営をされてたり、釣りや農業など自活に長ける人なので尊敬しているんですよ。自活能力高い人つよい・・・
実現したらまたどこかで記事にできたらいいなと思います。
それでは今日はこの辺で。かしこかしこ。
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