富士山が大好きだという話
おはようございます鶏皮です。
今日は前回の記事の続きのような…ちょっと語らせてもらおうかなと思います。
唐突になんだけどね、私、富士山大好きなんですよね。
先日富士吉田に車中泊に行ったんですが、富士山を間近で見るのはこれで3回目でした。
torikawaparipari.hatenadiary.jp
1回目は友達同士で富士登山に行ったとき。
2回目は新婚旅行で山梨・静岡キャンプ旅に行ったとき。
特に新婚旅行時「ふもとっぱらキャンプ場」で見た富士山のあまりの雄大さに本当に腰を抜かすくらい衝撃を受けました。
早朝のまだ薄暗く寒い時間帯から徐々に太陽が昇っていき、富士山の横から顔を出したとき。
あんなに寒かった大地がみるみる暖かくなって、見える景色もどんどん様変わりし、
真っ暗だった富士山がスポットライトを浴びたように明るくなって輝いていく姿は
大袈裟かもしれないけど本当に「地球に生かされてるなぁ…」と実感できるような体験でした。
近くで見る富士山が好きという話
私のいる埼玉からももちろん富士山は見えるんですが、
山梨や静岡から間近に見る富士山は遠目で見るものとは全然違うところが好きです。
ゴツゴツとした山肌や迂曲する山道がはっきり目視で確認できます。
イラストに描かれてるような可愛い富士山ではないことを近くで見るとすごくよく実感できるんですよね。
(近くで見るとこんなに可愛い山じゃない笑)
実際に登ったこともあるので分かるんですが、日本一高い山なので途中で森林活動限界を迎えて草木はほとんど生えなくなります。
ゴツゴツとした岩。ただ広がる赤茶けた土。遮るものが何もないのでモロに風の影響を受ける。新緑や鳥のさえずりなんてものはなく、荒野に投げ出されたような気分になります。
よく外国人が半袖短パンで軽快に登ってる姿も報じられるので
すっごく簡単な山に思われがちですが、毎年60件程度は死者数を出してる山です。
(それでも難易度は低い方の山だけど)
かくいう鶏皮も8合目山小屋に着いた時点で重度の高山病にかかり、めちゃくちゃ辛かったです。(3時間に7回吐く、頭痛が止まらない、目の焦点が定まらないetc...)
多分人生で辛かったことベスト5には確実に入る。
そういう経験もあるから余計にですが「観光名所」ではなく本来の「山」としての一面が近付けば近付くほどに感じられるのが"めっちゃイイ"です。
人々を惹きつける富士山が好きという話
今回行った道の駅富士吉田にも全国各地からたくさんの車が来ていました。
色々な道の駅で車中泊をしてきましたがあんなに全国各地のナンバーを見たのは初めてでした。
それだけで日本中・世界中の人々がこんなにも富士山に引き寄せられてるんだなっていうのを実感しました。
「掃除機みたいな吸引力あるよね…」っていつも思ってる。(言い方よ)
旅の途中で富士山の歴史などが学べる「ふじさんミュージアム」にも立ち寄りました。
その展示の数々を見て改めて富士山が日本人に与える影響力というのを感じました。
富士山は日本一高い山なだけあって、遠いところでは和歌山県からも見えるそうです。
そんな広範囲の地域で昔から人々の生活の背景の中に富士山が溶け込んでいたのかと思うとビックリします。
現代の私たちも、それこそ都心の高いタワーに登ったときや車に乗ってチラッと見える景色の中に必ずといっていいほど富士山を探しますよね。
「富士山見えるかな」「富士山どこかな」って。
なんか改めて思うけどそんなに人々の足を、目を、止めようとする存在ってなかなかないよね。
桜見たら絶対写真撮りたくなる精神に似てる。
それって多分昔々遥か昔から日本人の中に富士山を眺めて感動してきた歴史がDNA的な感じで受け継がれているんじゃないかなって思ったりもします。
それは絵画にも現れてて昔の浮世絵画家達も富士山の絵をたくさん残してますよね。
そしてそれに衝撃を受けた海外の画家等も真似て富士山の絵を描いたりしてます。
筆を取らずにはいられなかったんだろうなぁと思います。
そりゃそうだよね。たとえば江戸時代なんかは今みたいに高い建物もなにも無かったわけですから今以上に迫力のある富士山を拝めるスポットが沢山あったんじゃないかなと想像できます。
そしたらもう衝撃だよね。あんな存在感デカすぎる山。神かなんかかと思うよね(笑)
富士山と共に生きる人達を見るのが好きという話
今回の車中泊は火曜〜水曜のド平日に行きました。
私は平日休み民のため旅に行くのはほぼ平日です。
平日に旅に行くメリットとして"どこも空いてる"もそうなんですが、
その地域に住んでる地元の方の普段の生活を垣間見れることもそうだと思っています。
今回も朝はしっかり通勤渋滞にはまったし(笑)
朝の道中で寄ったコンビニでは出勤前の朝食を買う人をたくさん見たりしました。
で、今回の旅で強く思ったのはそういった普段の生活を送る富士吉田市民の方達の背景に本当にナチュラルに富士山が溶け込んでいるということ。
これ右にあるローソンに寄ろうとした交差点なんですが背景がやばすぎるでしょ(笑)
富士山の存在感が鬼すぎる。
普通にさ、朝出勤前におにぎり買おーっと思ってこんな景色にお目見えすることある???
富士山周辺の町はこうした「背景だけCGで貼り付けたでしょ?」みたいなとんでもない存在感の富士山が登場する日常の景色がいくつもありました。
地元の方はこれが日常なのかと思うと、それってどういう感覚なんだろうってすごく興味が湧きます。観光地に住んでる人の話ってすごく興味ある。
当然ですけど地元の方で今更富士山をバシャバシャ撮ってる人はいません。
きっと富士山は「特別なもの」ではなく「当たり前にそこにあるもの」なんだろうなと思います。
ちょっと怖い話をすると都市伝説のように言われている富士山噴火が本当に起こったとすると当然一番被害を受ける町であることは言わずもがなです。だってこの距離だもの。
都心のインフラですら壊滅状態になると言われてますし。
「観光地としての素敵な山」以外の思いが地元の方の中には当然あると思うんですよね。
勿論そうなった場合の災害意識は私たち他県の人間より数段も高いと思います。
そういった怖い側面もあるけど、それでもこんなにも世界中から人々を惹きつける富士山からの良い影響を一番に受けているのも地元の方達なのは間違い無いと思います。
先代、先々代からずっと富士山と共に生きてきたご家庭の方も多分たくさんいると思うし。
そういった全ての思い出の中に富士山がナチュラルに溶け込んでる人生ってやっぱりちょっと羨ましいと思う部分もあります。
なんかうまい言葉が見つからないけど本当に『富士山と共に生きている』んだなぁと思いました。
年に1〜2回見に来る観光客とでは思い入れなんかも全然違うんだろうなと思います。
いつか機会があれば富士山の近くに住む方のそういったお話をぜひ聴いてみたいです。
静岡・山梨出身の方是非ご一報ください(笑)あ、友達に静岡出身の子が1人いるな!(笑)
ん〜〜!!やっぱりまた登りたくなったなぁ富士山!!
前回は高山病+悪天候で頂上まで行くことはできなかったんですが
来れば来るほど富士山好きになってるから、富士山頂上からのご来光なんか見た日にはリアルに人生観変わりそうで本当やりたい…。
でも高山病が怖すぎる…なんか三半規管(?)鍛える方法はないのか…。
とりあえず富士登山はまだ勇気が出ないので、次回は富士山手前の青木ヶ原樹海散策をやりたいねと夫と話をしました。
樹海散策も私は一回やったことあるんですが(あるんかい)これも語りたいこといっぱいだからそれはまた行ったときにしようかなと思います。
それではかしこかしこ。
今日はこのあと都心にブルベ冬の服を買いに行くよ〜〜〜
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